2017.9.17全拉致被害者の救出を!国民大集会へ行ってきた。

今年も北朝鮮による拉致問題についての国民大集会に行ってきた。

台風の影響がある悪天候の中、会場は満員で「関心の高さの現れ」だと拉致被害者家族の方々がホッとされていたのが印象的だった。

台風の影響で「本当に足を運んでくれる人がいるのだろうか?」と心配だったようだ。

さて、今年のスローガンは次に示した通り。

「今年中に全拉致被害者の救出を!」

本当に今年中に解決して欲しいという拉致被害者家族、そして特定失踪者家族の方々の気持ちが一段と強くなっていると感じた。

いや、当たり前過ぎるくらい当たり前の事。
これだけ長引き、家族の高齢化も進んでいるのだから。。

横田夫妻が今回は参加されなかった。。。その重みを考えよう。

今年は横田めぐみさんのご両親である横田滋さん、横田早紀江さんのお二人とも参加されなかった。

とてもショックな事だ。。。

実は以前、拉致被害者家族の集会に参加した時も横田滋さんは参加されていなかった。体調が優れず、また声もあまり出ないと横田早紀江さんはその理由を説明してくれた。

その話を聞いて「あまりにも月日が流れてしまった。。。いつになったら横田夫妻はじめ拉致被害者の家族、そして特定失踪者の家族の元に拉致被害者は帰ってくるのだろう。。」と集会に足を運ぶ事や、ご家族を奪還するための署名くらいしか出来ない事に申し訳さを感じた。

そして今年、この「今年中に全拉致被害者の救出を!」というスローガンのもと行われた「国民大集会」にとうとう横田早紀江さんまでも参加を見送られた。

横田めぐみさんの弟さんが横田夫妻が参加を見送られた理由を「めぐみさんが帰って来るまでに体調を整え、元気でいるために大事を取った」とスピーチの中で伝えてくれた。

とにかくこの意味は重い。

時の流れは残酷。。。一刻の猶予も無い!
本当に本当に早く家族の元に拉致被害者が帰ってくるようにしないといけない。

ご家族は必死に耐え、そして戦っている。

私達は家族の皆さんの高齢化が進み、未だに拉致問題を解決出来てない事実をもっと深刻に受け止め、行動しないといけない。

中山恭子参議院議員への非情な抗議。

当日はジャーナリストの櫻井よしこさんが司会を務め、ある信じられないエピソードを紹介してくれた。

実は、5人の拉致被害者が小泉政権下で帰国した時、この5人は再び北朝鮮に戻る予定だった。しかしその時、現在「日本のこころ」代表でもある中山恭子参議院議員「5人の意思に関わらず、この5人を日本に留め置きます。これは国家の意志です。」と仰った事で5人の帰国が現実となったという。

しかしその後、中山恭子参議院議員の自宅などに抗議の電話やFAXが多く来たとの事。

本当に信じられない。。。何を抗議するのか? 怒りを感じる。
やっと帰国が出来たのにも関わらずだ。

罪の無い人々が突然に拉致をされ、長い間家族がバラバラになっていた。。。そしてやっとの思いで帰国の途に着いたのに、実は「一時帰国」であり、北朝鮮に返す方針だったとは異常なほど愚策。ナンセンス過ぎる。

にも関わらず、それを阻止した中山恭子参議院議員に対して抗議をするなど言語道断!

こんな抗議をする人達がいたとは。。。情けないし怒りが込み上げる。

2002年の10月15日に拉致被害者の5人が帰国した際の詳細が分かる貴重な動画を見つけた。 何故、探したいたのかというと、例の民進党の緒方...

それぞれのスピーチを簡単に紹介。

  • 安倍首相のスピーチ。

拉致問題は最重要課題で、最優先に取り組む姿勢に変わりはない。安倍内閣で解決する強い覚悟のもと、私が司令塔となり北朝鮮に決断を迫りたい。会談に同席した者として、5人の被害者とご家族の帰国しか実現していないのは痛恨。解決には日本国民が一致団結し、強い意志を示すことが重要。

  • 飯塚繁雄 拉致家族会代表のスピーチ。

「今年が節目」という言葉をよく聞くが、悔しさや無念さが募り、家族にとっては「毎日が節目」と感じる。なぜこの問題を解決するのに時間がかかるのか? その分析が必要。
家族の中には他界した人が何人もいる。

北朝鮮の核ばかりが問題になっているが、核やミサイル問題と切り離して拉致問題を考えて欲しい!

あと3ヶ月で今年も終わる。それまでに解決して欲しい!

  • 平山赳夫拉致議連会長・衆議院議員のスピーチ。

北朝鮮に怯むな!

アメリカと連携し、出来る事はなんでもする覚悟で!

  • 曽我ひとみさん、横田拓也さん、横田哲也さん、飯塚耕一郎さん、本間勝さん、有本明弘さん、斉藤文代さん、松木信宏さん、市川健一さん、増元照明さん、松本孟さん、寺越昭男さん、北野政男さん、浜本七郎さんのスピーチのまとめ。

アメリカに頼るのもわかるが、まず日本で出来る事ををやってきたのか?
まだまだ日本でやれる事があるはず。

いつまで待てばいいのか?

アメリカに首相が行った際には、必ず拉致問題を取り上げて欲しい!

アメリカでは「日本自体は何かやっているのか?」と聞かれた。

日本で色々と支援して下さり、動いている方々もいる。本当に有難い。けれど、まだ足りない、毎年毎年このように「今年中に」と言っているばかりだ。。。

と、それぞれスピーチされた。

確かに、アメリカ政府に頼らざるを得ない状況だとは思うが、「拉致」というものが取り沙汰された直後にもっと積極的に日本政府はもっと動けたはずで、日本自ら複雑にしてきたのでは?と感じる。

私でさえそう思うのだから家族被害者家族、特定秘密失踪者家族の皆さんが「日本独自で出来る事があるだろう!」と訴える気持ちは良くわかる。

アメリカも関心を寄せる「スネドンケース」

最近、アメリカではオットー・ワームビアさんが北朝鮮で拘束され、さらに残念ながら脳に損傷を負って帰国し、その後死亡したとう痛ましいケースがあった。

この事件をキッカケに、アメリカでは北朝鮮への渡航を禁止している。

実はこのオットー・ワームビアさんのケース以前に、デイビッド・スネドンさんが中国から忽然と姿を消し、北朝鮮に拉致されているのでは無いか?という問題が生じている。

このデイビッド・スネドンさんのケースは日本側からアメリカにもたらした情報で、山谷えり子参議院議員のスピーチからは最新のアメリカからの情報を聞く事ができた。

それによると次のようにアメリカが具体的に動いている事がよくわかる。

デイビッド・スネドンさんのケースは、「スネドンケース」と称して「拉致認定の調査」について下院で採決され、上院でも採決される見通しで、更には国務省も強い関心を持っている。

本来は、日本独自でやるべき問題ではあるけれど、アメリカにとっても「北朝鮮の拉致問題」は日本だけの事例ではなくなり、日米の連携がより強固なものになり、解決へ向けて具体的に動くのでは?と期待できる。

トランプ大統領については色々と問題発言も多く、疑問符が付く事も多々あるけれど、アメリカの主権に関わる問題、アメリカ国民を守る問題に関しては「何が何でも守る」という強い意思が感じられ、安倍首相と連携をしながら是非、拉致問題解決に向け、具体的に動いて欲しい。

では、私達、一般国民はどうするのか?

行動するしか無いでしょう!

今はネットで色々とニュースが観れるため、どれがフェイクニュースであるかどうかもある程度検討がつく時代。

拉致問題も調べれば「救う会」のHPや、「特定失踪者問題調査会」HPもあり、また関連動画もサイトもあるので色々と「知識」は得る事ができる。

ただ問題は「行動」することが今ひとつでは?と。

「救う会」のHPや「特定失踪者問題調査会」のHPを頻繁にチェックして、集会や署名活動などに積極的に参加して欲しい。

私は約10年くらい前から「拉致問題」に関心がある。 また、いつも「Love & Peace」と言っているミュージシャン達がこの問題...

国民の世論が政府を後押しするのだから。

一緒に拉致問題・特定失踪者について考えよう!
愛する人が突然居なくなったらどうしますか? 自分の事のように考えてみてください。
救う会のHP
特定失踪者調査会のHP

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