先日、靖国神社の「みたままつり」に行った。
靖国神社における「みたままつり」の定義は以下の通り。
日本古来の盆行事に因み昭和22年に始まった「みたままつり」は、今日、東京の夏の風物詩として親しまれ、毎年30万人の参拝者で賑わいます。
期間中、境内には大小3万を超える提灯や、各界名士の揮毫による懸雪洞が掲げられて九段の夜空を美しく彩り、本殿では毎夜、英霊をお慰めする祭儀が執り行われます。また、みこし振りや青森ねぶた、特別献華展、各種芸能などの奉納行事が繰り広げられるほか、光に包まれた参道で催される都内で一番早い盆踊りや、軒を連ねる夜店の光景は、昔懐かしい縁日の風情を今に伝えています。
〜 靖国神社のHPより引用 〜
数年前に一回行った事があり、その時には「屋台」などが出てたけれど、どうやら去年より残念なトラブルがあったとかで、去年は屋台が出なかったらしく、今年も屋台は出てなかった。
色々と理由は言われているけれど、その中でも「屋台やその他の催し物に夢中になり、肝心の英霊をお慰めする事を忘れている人がいる」というのは納得。
実際に行ったら、学生や若いカップル、サラリーマン、若い家族、OL、そして外国の方が多くいて賑わっていた。
そして、両脇に屋台が出てない事でスッキリし、真っ直ぐ神殿に向かい、ゆっくり英霊をお慰めする事が出来た。
ところで最近は何でも「ひらがな」になる昨今。
「みたままつり」も「御霊祭り」でいいと思うけど。。。
この日は天気が悪かったけれど、午後18時前には雨が止み、涼しくなり過ごしやすくなった。
さて、下の写真はミュージシャンの「つのだ☆ひろ」さんが奉納した灯籠。
彼は確か、8月15日の慰霊祭にも出席されていると思う。
その他にも力士の白鵬や、日馬富士の灯籠、そしてプロレスラーの方々、イラストレーターの方々の灯籠もあった。
写真を撮ったけれど、あまりにもブレってちょっと掲載無理。。。
下は大妻女子大のお神輿。
この後、女子大生が威勢良く声を上げてお神輿を担いで奉納した。
その姿を、訪れた人たちがカメラやビデオを片手に思い思いに撮影していて、特に外国の方は興味深々と言った様子だった。
改めて、靖国神社に祀られている方々はどういう方々なのかを靖国神社の公式HPより抜粋したので、確認してみたい。
靖国神社には、戊辰戦争やその後に起こった佐賀の乱、西南戦争といった国内の戦いで、近代日本の出発点となった明治維新の大事業遂行のために命を落とされた方々をはじめ、明治維新のさきがけとなって斃れた坂本龍馬・吉田松陰・高杉晋作・橋本左内といった歴史的に著名な幕末の志士達、さらには日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・満洲事変・支那事変・大東亜戦争(第二次世界大戦)などの対外事変や戦争に際して国家防衛のために亡くなられた方々の神霊が祀られており、その数は246万6千余柱に及びます。
靖国神社に祀られているのは軍人ばかりでなく、戦場で救護のために活躍した従軍看護婦や女学生、学徒動員中に軍需工場で亡くなられた学徒など、軍属・文官・民間の方々も数多く含まれており、その当時、日本人として戦い亡くなった台湾及び朝鮮半島出身者やシベリア抑留中に死亡した軍人・軍属、大東亜戦争終結時にいわゆる戦争犯罪人として処刑された方々などの神霊も祀られています(参考資料)。
このように多くの方々の神霊が、身分・勲功・男女の区別なく、祖国に殉じられた尊い神霊(靖国の大神)として一律平等に祀られているのは、靖国神社の目的が唯一、「国家のために一命を捧げられた方々を慰霊顕彰すること」にあるからです。つまり、靖国神社に祀られている246万6千余柱の神霊は、「祖国を守るという公務に起因して亡くなられた方々の神霊」であるという一点において共通しているのです。
戊辰戦争から今日に至るまでの中で起きた「祖国を守るという公務起因して亡くなられた方々」が身分や、男女、勲功に関係なく祀られている。。。
そういう事実をもう一度思い直して、今後、この「御霊祭り」に出かけたいと思う。