大久保信子さん監修の本の紹介!
「着物の事典」
着物の本は沢山あってどれも良いけれど、この本は私にとって今のところベスト。特に「伝統を知り、今様に着る」というキャッチフレーズにピンときた。
よく「好きに着て良いです」「感性で・・・」「伝統にとらわれずに」と言われる事もあるけれど、「基本や伝統」を知っていて、ちょっとハズすのと、何も知らないで「マナー違反」になって残念な結果になってしまうのでは雲泥の差が当たり前すぎるくらいある。
大久保信子さんは「江戸風」で「小粋」な着付けを得意とのこと。 そういえば、NHKで着付けの番組を持っていたと思う。今も現在進行形かな?
日本の伝統的な色についても触れている。 それにしても、「日本の色の名前」は素敵だ。
着物や帯の柄についても分り易くまとめてあり、眺めるだけでも楽しい。
これからの季節、着物を着ようと考えたら真っ先に「浴衣」が思い浮かぶと思う。
そこで一工夫!
きちんと襦袢を着て、「絹紅梅」や「綿絽」の浴衣に半襟を付け、足下は足袋を履いて下駄を履く事で「夏着物」に似た感じになり、ちょっとした「よそ行き風」になる。これは「よそゆき浴衣」と言われる着こなし。
是非、トライしてみて!
もちろん、この着こなしの場合は兵児帯よりも、半幅帯か、お太鼓。
私は2年前くらいに「夏着物」を着た。 夏にしっかりとした着物を着るのは初めての体験だったけれど、真夏でも何んだか「涼」を感じた。
その「夏着物」は、母から「着付けを習っているのなら着物を買ってあげる」と有り難い事を言われ、遠慮なく買ってもらった着物(笑)
私の好みは「アンティーク」。
でも、この「アンティーク」の定義は結局のところ、柄がどうの。。。着こなしがどうの。。。というよりも時代が遡れば、どんなものでも「アンティーク」になるわけだから、私の好みは厳密に言うと「大正ロマン風」だったり、「昭和初期」になるのだと思う。。。その時代に流行った柄や、色使いが好み。
買ってもらった着物は薄い水色に「蛍」が描かれている着物。ほんの少しだけアンティークな雰囲気の柄。
これからも大切に着ます。
「着物の辞典」には「よそゆき浴衣」についても触れてます。
これからの季節「お祭り」「花火大会」とあるので、今から着付けをちょっと習うか、DVDや本を見ながら練習して、「浴衣」「よそ行き浴衣」「夏着物」を楽しもう!