「文京建築界ユース」というホームページを見つけた。
そして今朝、ある署名をした。
どうか、どうか保存されますように! そして残ったら、単に保存するのではなく、本当の意味で活用されますように。。。
そう、生活の中に「それ」があるのが「当たり前」になるように。。。
そんな思いでの署名。
何に署名したかというとタイトルの通りで、東京文京区にある銭湯「月の湯」の保存・活用についてだ。
以前、「月の湯」が今月末で閉鎖するというニュースを見て、日頃から「東京には本当に風情ある建物が無くなってきてる」と感じていたために、「こんなに風情ある建物なのにもったいない! 残してゆきたい!」と強く思ったから。
「月の湯」は建築物としての価値も充分にあり、時の流れという理由だけで無くなってしまうにはあまりにも勿体無い!
1927年に建てられ、築約90年。
「東京最古の木造り」の銭湯であり、更に珍しい事に「破風造り」。
私は、この「破風造り」にグッときた。
時代の流れで、利用する人も少なくなり、今月末に閉鎖される運命。
確かに、銭湯を利用する人は少なくなったと思う。けれど、その価値を見出して残して欲しいと、そのニュースを見て本気で思った。
「銭湯」という事で、そもそも利用者の減少はこの時代、否めないけれど「無くさなくてもよい景観」「無くさなくてもよい伝統、技術など」、自分達でワザワザ壊しているようにしか思えないものが結構ある。
外国でたった1年過ごし、その後、何度か海外と日本を行き来する中で本当にそう感じるようになった。
時代の流れとはいえ、もっと知恵を絞り、佇まいはそのままに、活用の仕方を考えてからでも遅くはないのでは? と。
先日知り合いになったある方は、大阪などで様々なイベントをしているとの事。その方が「古い建物を借りて、そこで色んなイベントをしているけれど、東京ではそういう建物が本当に無いね〜。」と言っていた。
ところで、「東京銭湯 ーTokyo Sentoー」という東京の銭湯情報を配信しているサイトがあるのにびっくり!
色々な活動はあるんだな〜。と妙に感心しました。そしてほっこりとも。。。
そこに、今回の「月の湯」の保存を呼びかけている「文京建築会ユース」代表の「栗生はるか」さんの記事が載っている。
とても興味深い。この記事によると「文京建築会ユース」とは、以下の活動を主にしているグループ。
2011年に若手建築家や建築を学ぶ学生を中心に結成され、文京区の魅力を発掘し発信する活動を行っているグループ「文京建築会ユース」。
こういう活動って意味あると思う。
実際、どの地域も住んでいる人達自身が、その地域の歴史等を知らない事が多いと思う。人々の流れがとても早くて流動的な東京は仕方ない部分もあるとは思うけれど。。。
※ 画像は「東京銭湯」の公式サイト。
ともかく、現在何かと話題の「cange.org」のサイトで、この「月の湯」の保存と活用を訴えるキャンペーンをやっているので、「無くすのはもったいない!」と思ったら、是非、アクセスして署名して欲しい。
そして是非、知人、友人にシェアを。
※ 画像は「change.org」の公式サイト。